協和キリン『医学教育助成』プログラム 申請要項

 

1.趣旨 

「協和キリン医学教育助成」は、医学関係学会・医会が独立して企画・運営する、対象疾患治療の普及や課題解決につながる教育活動を通じて、本邦における医療の質の向上に貢献する事を目的とした制度(以下、「本助成制度」)です。

 

2. 対象団体

応募対象団体は、以下を満たす医学関係学会・医会とします。

• 医療用医薬品製造販売業公正競争規約に定める「団体性の判断基準」の要件を満たす。(詳しくはよくあるご質問をご確認下さい) 

• 全国組織で運営されており、団体の本部が申請する。

• 申請する時点で団体内の決議によって本助成への申請が決定している。

• 2024年1月1日時点で、原則として500人以上の正会員を有する。

• 申請する助成期間に、本助成制度を利用していない。

• 患者会ではない

 

3. 募集対象領域、テーマ

以下に掲げる領域・疾患のテーマに基づいた教育活動を対象とします。 

 

がん

免疫・アレルギー

中枢神経

公募対象疾患

慢性腎臓病

くる病・骨軟化症

がん・造血器腫瘍、血液疾患

乾癬

パーキンソン病

公募テーマ

  • CKD重症化予防につながる取り組み
  • くる病・骨軟化症の診断・治療を対象とした教育活動
  • がん・造血器腫瘍、血液疾患の診断・治療を対象とした教育活動
  • 乾癬の診断・治療を対象とした教育活動
  • パーキンソン病の疾患啓発・医療提供体制の充実につながる取り組み

公募詳細

上記公募対象疾患における、以下の様な教育プロジェクトが支援の対象となります。

(普及啓発・診療水準の向上)

  • 医療従事者に対しての教育・啓発活動(関連するガイドライン等)を通じて、これら疾患の早期診断および適切な治療(食事・運動療法、原疾患・合併症治療等)を推進するプロジェクト
  • 診断や治療・重症化予防について医療従事者の知識向上や適正診断向上を目的とした資材を開発し、それを周知させるプロジェクト
  • 症状や兆候について患者の理解向上を目的とした活動や、資材を開発しそれを周知させるプロジェクト  ※本プロジェクトの対象は、医療関係者であること。

(地域における医療提供体制の整備)

  • 関連する紹介基準の普及や連携体制の好事例の共有など、地域における医療連携の体制整備を促進させるプロジェクト

(人材育成)

  • 診断や治療等に関する医療従事者の知識向上を目指した育成に繋がるプロジェクト
  • 医師とメディカルスタッフとの連携を推進するプロジェクト

 

4.対象活動 

以下の要件を満たしている医学教育活動を助成対象とします。 

尚、テーマごとに1団体1件申請いただけます。

1) 医療関係者を対象としていること。

2) 事業の必要性、目的、事業計画ならびに教育効果測定の具体的内容が明記され、一貫性および整合性が認められること。 

3) 団体の本部が企画、運営を行うこと。

4) 活動期間が2年以内(2025年1月1日ー2026年12月31日)の教育活動であること 。

5) 申請される事業は本助成制度に基づく助成金および応募団体の自己資金(比率は問わない)のみで実施されること。 

 

5.対象外とする医学教育活動 

以下については対象外とします。 

• 日本国内で行われない医学教育活動 

• 応募団体に経済的利益が生じる医学教育活動

• 進行中、またはすでに実施済みの医学教育活動 

• 研究活動を含む医学教育活動

 

6.助成金額 

1件につき上限を300万円とします。

本助成制度の総額は2100万円として、助成件数は定めません。

1年間の医学教育事業に対し、採択された実施計画に応じた助成金の拠出を行います。 

ただし、教育事業年度および会計年度を1月-12月とし、2025年1月を開始月とします。

なお、助成期間の延長や予算の繰り越しをお受けすることはできません。

 

7.申請期間 

2024年6月3日(月)9:00 ~ 8月30日(金)17:00

※上記期間を過ぎた申請は受付できません。 

 

8.申請方法 

所定の申請書式に必要事項を記入し、提出書類とともに応募してください。

なお、提出書類は以下の通りです。

• 医学教育助成申請書テンプレート

• 医学教育活動収支予算書テンプレート

• 団体の会則または定款 

• 団体の直近の事業計画書

• 団体の直近の収支予算書 

• 団体の直近の事業報告書 

• 団体の直近の収支決算書

 

9.申請から報告書提出までのプロセス

 

1)申請

申請サイト(協和キリン『医学教育助成』プログラム)より申請アカウント /パスワードの取得をいただき、必要書類を添付して申請ください。その他の方法(郵送等)での申請は受付けできません。

2)受理

受付後、事務局にて申請内容を確認させていただきます。申請内容によっては、受理できないこともあります。また、事務局より申請内容を問合せさせていただくことがございます。

3)審査

提出された書類をもとに審査し、弊社審査委員会にて決定いたします。応募された事業の件数、申請金額の規模、審査の結果により、助成されないことや申請金額から減額されることがあります。

4)結果連絡

決定後、2024年11月頃 応募申請者および申請入力者に審査結果をメールにてご連絡いたします。なお、審査経過、内容に関する問い合わせや、審査結果に対する申し立てはお受けすることができないことを予めご了承ください。

5)助成

必要な手続き(同意書の提出等)を経た後、 ご指定の銀行口座へ振り込みを実施させていただきます。

6)報告

活動終了後3ヶ月以内に最終報告書(活動終了報告書、収支報告書)を申請サイトにアップロードしてください。

なお、2年間の事業の場合は、中間報告書として2025年7月末までに提出をお願いいたします

 

10.助成金の使途 

• 助成金は申請書に記載通りの使途を原則とします。 

• 助成金を使用しなかった場合、または残金が発生した場合は、返還していただく場合があります。

• 助成金の使途を変更する場合、または助成金対象の活動内容に変更が生じる場合は速やかに本助成制度の事務局にご連絡ください。ご連絡いただいた内容について審査し、結果をご連絡いたします。 

• この助成金では、医療用医薬品製造販売業公正競争規約で定めている「個人費用(交通費、 宿泊費、 懇親会費、 弁当代など本来参加する参加者個人が負担する費用)」に使用することはできません。

• 講演会、研修会、実技セミナー等の会合およびその開催方法は参加者が集まる目的に照らして適切な場所および適切な方法で開催してください。特に、会合場所や実施時期が、観光目的と捉えられないようにご注意ください。

• その他、以下の費用に本助成金を使用することはできません。 

   -学会等の会合開催費用、学会等の参加費 

   -団体の管理費(事務所家賃、光熱費、人件費等) 

   -団体の財産となる什器、備品代 

   -施設などの建築費及び修繕費 

 

11.注意事項 

• 本助成制度は、申請に基づき支援させていただくものであり、弊社から支援を提案することはございません。

• 本助成制度の対象活動は申請団体自らが立案・実行するものであり、弊社がその活動の立案(内容に関するアドバイスを含む)や実行に際して一切関与することはありません。

• 本制度による助成を受けた場合は、弊社の「医療機関等との関係の透明性に関する指針」に基づき、団体名、教育事業内容ならびに助成額を公開します。

• 本助成制度の受領者は、利益相反に関する情報開示を求められた場合、当支援に関して適切に開示して下さい。

• 当該学会・医会で定める利益相反のルールに従って、当該活動が“「本助成制度」による活動である”ことを参加者にお知らせください。

• 助成対象の団体として相応しくない行為があった場合は、助成を取り止めたり、交付した助成金の全部または一部を返還していただいたりする場合があります。

• 本助成制度の受領に当たっては、事前に「協和キリン医学教育助成に係る遵守事項同意書」にご署名の上、本助成制度の事務局宛てにご提出いただきます。

 

12.情報の取り扱い 

本助成制度の事務局が本助成に関して取得する個人情報は、審査作業に関連する業務の目的のみに利用し、必要な範囲に限定して適切に取り扱います。

 

13.お問い合わせ

よくあるご質問

本助成制度に関する質問は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

協和キリン『医学教育助成』申請事務局(e-mail): kkc.igakukyoikujyosei.j5@kyowakirin.com